事前調査
事前調査の目的
建設工事は、発注者の指定する場所に指定する構造物を施工する、という単品受注生産である。一つ一つがすべて新しい仕事であり、その都度その工事に適した施工法を選定しなければならない。したがって、目的構造物の設計図書について精通するとともに、契約条件や現場条件を十分理解して工事にのぞむ必要がある。特に、建設工事は自然を相手に取り組むものであるから、現場の自然環境、気象条件および立地条件などを事前に十分調査·把握することが、安全で確実な施工計画の立案や適切な工事価格の見積り、さらには工事全体の成功につながるので、ことに重要である。
契約条件の確認
施工計画を作成するにあたっては、現場で考えられるあらゆる事態に適切に対処できるよう、まず、契約書および設計図書の内容を精査し、工事の目的ならびに契約金額、目的構造物に要求されている品質、工期について十分精通しておく必要がある。この場合、特に確認すべき点は、次のとおりである。